善通寺南大門の大楠 詳細
読み方:ぜんつうじみなみだいもんのおおくす |
指定区分:香川県指定天然記念物 |
学名:Cinnamomum camphora |
樹齢:伝承1,500年 |
樹高:29m |
幹周:12.4m |
施設:駐車場・トイレ |
住所:香川県善通寺市善通寺町3-5 |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★☆☆ |
撮影日:2023年3月19日 |
善通寺に聳える香川を代表する二本の巨木
「時間が足りない!」
杉王神社の杉から善通寺に向かう道のりで非常に焦っていた。
それは志々島へ渡るフェリーの時刻が刻々と迫っていたからだ。
一日三本しかない志々島へのフェリー。夕方の便を逃せば宿にも泊まれず、早朝の志々島の大楠も見れない。善通寺の大楠を飛ばせばフェリーに間に合うが、香川を代表する二本を天気の悪いであろう明日に回すことになる。
もし善通寺に寄るとしたら30分が限界ライン。仮に渋滞でもしていたら間に合わずフェリー難民になる。
妥協して善通寺を飛ばし、安全にフェリーに向かうか。
明日の天気はわからない。今日見よう。
一目でもいいから天気のいい今日お目にかかろう。
そう決めて向かった善通寺は、思った以上に大きく、有料駐車場から南大門の大楠までざっと500mくらいある。
無礼にならない程度小走り気味に早歩きをして南大門へ到着すると、黒々とした高さ43mの五十の塔が目に飛び込む、そしてひるむ暇もなく右手に樹高34mの五社明神の大クス、その奥に南大門の大楠が飛び込んでくる。
これは素晴らしい!この三重コンボは中々お目にかかれない。
ただ到着した時には、タイムリミット20分。アラームをセットし撮影開始。
しっかり地面を掴む広がった根。幹周12.4mの捻じれの入った太い幹。両手を広げたような大枝。
枝葉に射し込む神々しい太陽の光。
来てよかった。素晴らしい。
じっくり浸って眺めていたいところだったが、残酷なアラームが終わりを告げる。
すぐに撤収。フェリーへとすぐに車を走らせた。
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