3月末に出版の話をいただいてから3カ月が過ぎようとしていた。
データベースを整えつつ、仕事が休みの時は近郊の県に訪問するそんな日常に変わりつつあった。ただ時間的にすべての県の見たい巨木を網羅することは考えても中々良い方法は思いつかない。
特に東北地方は、各県が大きく山奥の巨木も多いため移動に時間がかかる。
長期休暇でないと行きづらく、お盆にまわるか?8月の猛暑の中体力が続くのか?そんな疑問が湧く
ただそうこうしているうちに時間は経過していくので素早い選択と行動が必要とされていた。
ある日、「仕事を休むしかない」そんな言葉が頭をよぎった。
会社の代表を務めているのにこの発想は良いとは言えないかもしれないが、妥協して本を作るのかそれとも現段階で納得できるものの為に時間とお金を使うのか。
そう考えた時に意外と結論が出るのは早かった。
まとまって2~3週間休みを取って巨木だけにフォーカスすれば実現は可能かもしれない。そう考え目的達成のため逆算を始めた。雨日は撮影がうまくできないので予備日を考え14日あれば1日5本で10日で50本近く行けるのでないか?もっと行けるか?ざっくりとした草案の元、あとは現地で臨機応変に対応でよいと初日のホテルと山形行の飛行機チケット・レンタカーを予約して東北巨木巡礼をスタートさせることにした。
ただ出発当日の7/14~1週間の天気予報は80~100%の雨予報と前途多難な旅の始まりとなった。
巨木図鑑 出版の裏話3 へ続く
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