子安地蔵尊かつら 詳細
読み方:こやすじぞうそんかつら |
指定区分:花巻市指定天然記念物 |
学名:Cercidiphyllum japonicum |
樹齢:伝承800年 |
樹高:22m |
幹周:19m |
施設:駐車場スペース |
住所:岩手県花巻市上根子玄番244-1 |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★★★ |
撮影日:2023年7月22日 |
かつらの樹冠に包み込まれる素晴らしき空間
子安地蔵尊は各地に点在している。巨木巡りをしているとちょくちょく耳に入ってくる名前。調べてみると子安地蔵尊とは、妊婦の安産を守護するという地蔵尊のことだそうだ。
かつらの樹齢は伝承で800年、かつらの後に子安地蔵尊が祀られたのか定かではないが信仰の対象となっている木は祀られ伐採を逃れることが多くこうして元気な姿を拝めてありがたい限りだ。
岩手県は10mを越える超巨木が数多く見られる。TOP5は全てカツラだが、一位の稲荷神社の千本桂は、一本として認識しずらく二位の小井田の千本桂は倒木。三位は明神のカツラ、四位に大洞の千本カツラ、そしてこちらの子安地蔵尊かつらと続く。県下でも最大級の大きさを誇るカツラの巨木と言える。また樹勢の良さが特に際立つように感じた。
主幹はすでに無くなっていると思われるが、ヒコバエが主幹なみに太くなり迫力に圧倒される。
そして辺り一帯をカツラ特融の甘い香りが漂い。新緑の美しい葉が風に揺れる。
美しいカツラだ。清流の側でなくてもこれだけ素晴らしいカツラに出会えたことに感動し撮影後もカツラの日影でゆっくりさせてもらった。
岩手県屈指の名木と言える。
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