
高森殿の杉 詳細
指定区分:高森町指定天然記念物 |
読み方:たかもりどんのすぎ |
学名:Cryptomeria japonica |
樹齢:400年以上 |
樹高:30m / 30m |
幹周:9.3m / 5.7m |
施設:駐車場・トイレ |
住所:熊本県阿蘇郡高森町高森 |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★★☆ |
撮影日:2011月8月3日 |






曲線と直線が織りなす不思議空間
柵がないころの素晴らしい高森殿の杉の様子 (2011年8月3日の訪問記録)
この記事を書いているのは2022年、写真は今から11年前の様子。
この当時、高森殿の杉を訪問できて本当に良かったと思える。
縦横無尽に伸びる枝の巨木と、立ち上がりすぐから枝分かれし真直ぐ天に向け伸びる巨木の対称的な杉が魅力。
一緒に行った子供たちも一生懸命巨木によじ登りとても嬉しそうだった。
近年の写真を見ると鉄パイプの柵が張り巡らされ、明らかに樹勢が衰えてきているように見える。
何が原因かは訪問していないのでわからないが、 全国の巨木を巡り感じるのは柵をして保全しても、人が触れることができない飾りのような存在になることが木が望んだことなのだろうか?
そして木の付近すぎるところに刺した鉄パイプの柵が根を痛めてないかの方が心配です。 景観を守るという観点で考えるといくら即席だったとしても大自然の雰囲気を壊してしまう鉄パイプ。これでは訪問客が減るのは目に見えている。
知らず知らず保護と言いながら、景観や根を傷つけているかもしれないという視点を持って保護してほしいと常々思います。
大人が細い枝にぶら下がれば折れることもあるだろう、だが少々巨木の周辺を歩いたくらいでは巨木はダメにならないと思うのだ。
今まで何百年とそうであったように。
過保護になりすぎていないか?
本当に保護しないといけないフェーズに入っているのか?
そんな問いが頭から離れない。
少し硬い内容になってしまいましたが、
素晴らしい巨木の美観が損なわれてしまい残念で仕方なかったのが本音です。
高森殿の杉には、駐車場(高森殿の杉 第一駐車場・高森殿の杉 第二駐車場)があり、車で簡単に行けることも魅力のひとつですね。
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