屋久島には屋久島でしか見ることのできない自然界がある。
小さな島に聳える1936mの宮之浦岳を筆頭に高山が連なることで、亜寒帯のような寒い気候帯と、南国のような亜熱帯が共存する世界でも珍しい島。
ヤクザル・ヤクシカといった固有種もたくさんいて独自の生態系が確立されている。本来肉食系の天敵がいそうなものですが、屋久島には熊もおらず天敵知らずでシカとサルはそれぞれのんびり生きている。植物に目を向けると屋久島固有種は
アクシバモドキ、オオゴカヨウオウレン、シャクナンガンピ、ハナヤマツルリンドウ、ヒメウメバチソウ、ヤクシマシオガマ、ヤクシマシャクナゲ、ヤクシマショウマ、ヤクシマナミキ、ヤクシマフウロ、ヤクシマママコナ (九州森林管理局調べ)
と多種多様だ。
屋久島の土地は「屋久島花崗岩」と呼ばれるマグマが冷え固まった巨大な岩で形成され、決して木の生育には良いと言えない根が伸びにくい土壌。
そして冬は雪深いことで、木の成長が非常にゆっくり年輪は細かく、杉の油をしっかり蓄えた腐りにくく虫の耐性のある丈夫な木が育つ。また花崗岩をがっちり掴むことで雨風が厳しくなる台風時期などにも対応できている。
逆に恵まれているのは、年間降水量は、平地で約4,000〜4,500mm、山間部では約8,000〜10,000mmに達し、絶えず新鮮な水が流れ湧き、植物の天国となっている。シダや苔が育ち樹木を天然の盾となり守り保湿す成長を促す。
これらを整理すると厳しい環境でも、完全適応したことで屋久杉は世界でも類を見ない程に長寿な木となったと考えています。
そして私たちが知らない生態系。複雑な樹形が語る過酷な状況を生き延びた杉。
2021年に見つけた不思議な樹形の巨木、非常に危険な場所が多いので非公開とさせてもらいますが名もなき巨木として紹介したい。





















2021年の調査では、山中に何泊もし早朝から夕方までバリエーションルートで目標座標を多くまわり、これらの木を発見したが求める単幹で10mを越えるものは捉えることができなかった。ただ地形の把握と屋久島の巨木の癖が見えてきたので、次回、超巨木を発見したいと思う。
NHKで発見された天空杉も10か所くらいに絞り込んでいるから合わせて調査していきたい。知ってる人に場所を聞いて行くより自分の足と感覚で辿り着きたい。NHKが総力をかけて発見した以上の巨木をたったひとりでみつけてやりたいと思う。














































