八坂神社のスギ 詳細
読み方:やさかじんじゃのすぎ |
指定区分:京都府指定天然記念物 |
学名:Cryptomeria japonica |
別名:祇園杉、八坂神社のスギ |
樹齢:1000年以上 |
樹高:25m |
幹周:13.0m |
施設:なし |
住所:京都府相楽郡和束町中大杉6 |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★★☆ |
撮影日:2023年5月4日 |
威風動々!周囲を圧倒するような威厳があり、エネルギーが満ち溢れているような大杉は、小高い丘の八坂神社に聳えている。
神社境内すべて大杉と言っていいほど境内全体を覆いつくしている。
案内板を読むと何度も落雷に合っているようで、大枝など破損の理由がわかる。それでも尚凄まじい存在感を見せつけてくれることに驚きを隠せない。
角度を変えて見ると、全く違う顔を持っており赤黒い表皮が艶やかに光って見え妖艶な印象も受け、様々な顔を見たくてぐるりと何周もまわってしまうほどだった。
案内板には八坂神社の大杉とあるが、地元では祇園杉と呼ばれ、天然記念物指定名称は八坂神社のスギと呼び方がたくさんある大杉。このサイトでは八坂神社の大杉の名称を採用した。
案内板内容 以下
八坂神社の大杉
京都府指定天然記念物
指定登録 昭和五九年四月一四日
樹齢一三〇〇年以上といわれる杉の大木で、幹周りは三・八米 高さが三一米あり、その昔、本幹が倒壊してその枝木の8本が株を 巨木となったようで、再三の落雷に逢いながら、今も雄壮といきづいています。 この杉の木は「北山杉」で和束のような比較的温暖地帯には育ちにくく同一品種は当たらず誰がどうして、この地に植えられたか 不思議とされています。
樹齢について、地元に昔からの言い伝えでは、一三〇〇年から 一五〇〇年とも言われています。
当八坂神社は聖武天皇の御代「西暦七四四年から七四九年」に 既にこの地に祀られていたことが伺えます。
当時聖武天皇の皇子である安積親皇が病気で、西暦七四四年一月 三日に一七歳で薨去されたが、この時病気平癒祈願を当八坂神社でも 行なわれたと言い伝えがあります。
従って、この大杉は当時既に大木として育ち、神秘的な様相を体し ていたことから、この大杉を、地域の守神として崇拝されてきたとと聞きおよんでいます。
又地元民の間で、この「大杉」を祀る神社として、毎年七月七日 祇園さん」と称して祭礼が行なわれ、祭礼の日、ちょっとかわった「花餅」饅頭の上に赤黄青などの色を施した「うるち」の米粒 せて蒸し上げたものを作って、食べるならわしがあります。
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