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巨木の世界

巨樹の中でも特に大きい木を紹介

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千歳檜神木

yoji koyama · 2026年9月3日 · コメントを書く

千歳檜神木

千歳檜神木 詳細

読み方:チエンスイ・クァイ・シェンムー
別名:萬歳檜、千歲檜神木
英名:Thousand Year Cypress
樹種:紅檜(ベニヒ/タイワンベニヒノキ)
学名:Chamaecyparis formosensis
樹齢:803〜839年
樹高:48m
胸高直径:3.6m
幹周:約11.3m(胸高直径3.6mからの換算値)
施設:駐車場・トイレ
住所:阿里山国家森林遊楽区
難易度:★★★★☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年8月12日
詳しいデータの見方はこちら
千歳檜神木
スラっとした幹は樹高48m
千歳檜神木
どの紅檜も幅広で薄い幹
千歳檜神木
根のはりも申し分なく樹勢は良さそうです
千歳檜神木
曲線と苔が美しい
千歳檜神木
根元が非常に広がっていることがわかる
千歳檜神木
大きさ比較
千歳檜神木 案内板
千歳檜神木 案内板

苔むす巨大な根が支える、阿里山の千年級巨木

阿里山国家森林遊楽区は、遊歩道を歩けば次々と巨木が現れる、巨木好きにはたまらない場所。

その中でも、ナンバーではなく固有の名称が付けられた木はやはり特別感があります。

千歳檜神木は、以前紹介した香林神木のすぐ近くに立つ紅檜の巨木。

まず目を引くのは、地面をつかむように大きく広がった根。
その表面には苔がびっしりと付き、周囲の湿潤な森と一体化したような雰囲気があります。

胸高直径3.6m、幹周換算約11.3m。
樹高は48mに達し、阿里山の森の中でも十分な迫力。

さらにこの木は、複数の幹が長い年月をかけて一体化した合併木(Fusion Tree)とされています。

一本の太い幹というより、複数の生命が重なりながら巨大化したような姿。

推定樹齢は803〜839年。
名前は「千歳檜」ですが、現在の推定値では1000年には届かないようです。それでも800年以上もの時間をこの森で生きてきたことに変わりはありません。

周囲には紅檜の巨木が点在し、苔やシダに覆われた森が続く

来て良かったと何ども思った。

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香林神木

yoji koyama · 2026年9月3日 · コメントを書く

香林神木

香林神木 詳細

読み方:シャンリン・シェンムー
英名:Xianglin Sacred Tree
樹種:紅檜(ベニヒ/タイワンベニヒノキ)
学名:Chamaecyparis formosensis
樹齢:616〜636年
樹高:45m
胸高直径:4.1m
幹周:約12.9m(胸高直径4.1mからの換算値)
施設:駐車場・トイレ
住所:阿里山国家森林遊楽区・巨木群棧道沿い
難易度:★★★★☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年8月12日
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香林神木
太くて平たい幹は壁が立ち上がっているようだ
香林神木
幹に対して枝葉が少ないが樹勢の弱さは感じない
香林神木
香林神木の上部は着生植物がまるで葉のように付く
香林神木
横から見ると幹が平たく薄い様子がわかる
香林神木
樹高45m、圧巻の高さを誇る
香林神木
幹は根元から上部まで同じような太さ
香林神木 案内板
香林神木 案内板

阿里山を代表する巨木「香林神木」

胸高直径4.1m、換算幹周は約12.9m。
樹高45mという堂々たる紅檜です。

まず目を奪われるのは、真っすぐ立ち上がる巨大な幹。
人と比べると、その太さがより際立ちます。

上部では複数の幹や太い枝が大きく分かれ、
そこにはシダ類をはじめとする着生植物がびっしりと根付いていました。

長い年月の中で傷み、枝を失いながらも、
残された幹から再び枝葉を伸ばしている姿には、
単純な大きさだけではない生命力を感じます。

推定樹齢は616〜636年。

阿里山の紅檜には1000年を超える古木もありますが、
香林神木は樹齢以上に、幹の太さと樹形の迫力が印象に残る一本でした。

特に少し離れた場所から全体を見ると、
巨大な柱のような幹が45mもの高さへ伸びていることがよく分かります。

阿里山巨木群の中でも、
「太さ」「高さ」「着生植物」「樹形」
それぞれの魅力を一度に楽しめる巨木だと思います。

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福德萬古樹

yoji koyama · 2026年8月29日 · コメントを書く

福德萬古樹

福德萬古樹 詳細

読み方:フー ダー ワン グー シュー(Fúdé Wàngǔ Shù)
英名:Fwu Der Wann Guu Shuh
樹種:紅檜(ベニヒ/タイワンベニヒノキ)
施設:駐車場・トイレ
住所:阿里山国家森林遊楽区・福德祠付近
難易度:★★★★☆
樹勢 :★★★☆☆
撮影日:2026年8月12日
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福德萬古樹
幹が残っていたころはさぞかし大きい木だったに違いない
福德萬古樹
福德祠側から見た様子
福德萬古樹
案内板には名称と海抜2182mとあるだけ

福德祠のそばにある福德萬古樹

幹周・胸高直径・樹高・樹齢の信頼できる数値は今回確認できませんでした。

今は当時の大きさを想像し木のトンネルを潜ぐりました。

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No.26 紅檜

yoji koyama · 2026年8月29日 · コメントを書く

No.26 紅檜

No.26 紅檜 詳細

読み方:アールシーリウ・ハオ・ホンフイ(Èrshíliù hào Hóngguì)
別名:No.26、阿里山No.26
英名:No.26 Formosan Red Cypress
樹種:紅檜(ベニヒ/タイワンベニヒノキ)
学名:Chamaecyparis formosensis
樹齢:910〜924年
樹高:32m
胸高直径:1.65m
幹周:約5.2m(胸高直径1.65mからの換算値)
施設:駐車場・トイレ
住所:阿里山国家森林遊楽区
難易度:★★★★☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年8月12日
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No.26 紅檜
合併木と説明があったが、おそらく切り株の上に芽が出ておおきくなったのだろう
No.26 紅檜 案内板
No.26 紅檜 案内板

900年かけてひとつになった紅檜

阿里山国家森林遊楽区に立つ「No.26 紅檜」

推定樹齢910〜924年、樹高32m。
胸高直径は1.65mで、幹周に換算すると約5.2mあります。

この木の最大の特徴は、案内板にも記されている合併木(Fusion Tree)であること。

複数の幹が長い年月をかけて接触し、ひとつの大きな幹のように成長した独特の樹形をしています。

根元は複雑に盛り上がり、苔やシダに覆われ、阿里山らしい湿潤な森の雰囲気とよく馴染んでいました。

幹周だけを見れば、さらに大きな巨木は数多くあります。
しかし、この木は大きさよりも「なぜこの形になったのか」を想像したくなる一本。

900年以上という長い時間が、そのまま樹形に刻まれているようでした。

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三代木(The Three-Generation Trees)

yoji koyama · 2026年8月29日 · コメントを書く

三代木

三代木 詳細

読み方:サンダイ・ムー(Sāndài Mù)
英名:The Three-Generation Trees
樹種:檜木類
学名:記載なし
樹齢:第一代:約1,500年/第二代:約300年
樹高:不明
幹周:不明
施設:駐車場・トイレ
住所:阿里山国家森林遊楽区
難易度:★★★★☆
樹勢 :★★★☆☆
撮影日:2026年8月12日
詳しいデータの見方はこちら
三代木
一代目が倒木、二代目が切り株、三代目がそこから育つ木
三代木
古木の上にはシダや苔、さまざまな植物がびっしりと生えている
三代木案内板
三代木 案内板

倒れて終わらない。三世代へ受け継がれた森の命

阿里山を歩いていて、早い段階から感じたことがありました。

「この森、屋久島に似ているな」と

湿度の高い森、苔やシダに覆われた倒木、そして朽ちた木の上から新しい木が育っていく光景。

そんなことを考えながら歩いていると現れたのが、阿里山を代表する「三代木」です。

この木の最大の特徴は、大きさではありません。

ひとつの場所で、三世代にわたって木が更新されてきたこと。

現地の案内によると、始まりは地面に横たわっている第一代の巨木。

第一代は約1,500年を生きた後に枯れ、やがて朽ちていきます。

その約250年後、腐朽した第一代の上に種子が落ち、古木を土台としながら第二代の木が成長しました。

倒れた巨木はそこで役目を終えるのではなく、朽ちながら次の世代へ養分を与えていったことになります。

そして第二代が成長してから約300年。

今度は第二代も老化し、根や幹の空洞化が進んでいきます。

そこからさらに新しい木が育ち、現在見られる第三代へと命がつながっていったと説明されています。

つまり、

第一代の巨木
↓
枯死・腐朽
↓
第二代が成長
↓
約300年
↓
第三代が成長

という、三世代にわたる森林更新を見ることができる木なのです。

写真を見ると、その歴史がより分かりやすい。

巨大な第一代の残骸は地面を這うように横たわり、大きな空洞ができています。

その古木の上にはシダや苔、さまざまな植物がびっしりと生え、もはや一本の倒木というより、小さな森そのもの。

そして、その上から次の世代の木が空へ向かって伸びています。

木が倒れ、朽ち、土へ還る。

そこに種が落ち、また新しい木が育つ。

三代木は、阿里山の森が繰り返してきた循環を、一か所で見ることのできる存在とも言えます。

そして、この姿を見て思い出したのが屋久島です。

屋久島にも「三代杉」と呼ばれる木があります。

古い杉の上から次世代の杉が育ち、さらにその上へと命が受け継がれていく。

阿里山の「三代木」と屋久島の「三代杉」。

場所も国も違うのに、巨木を「一代の木」として見るのではなく、世代を越えて続いていく森の生命として捉えているところまで似ているのが面白い。

阿里山に来てすぐ、屋久島と森の雰囲気が似ていると感じたのですが、その直後に三代木と出会ったので、妙に納得してしまいました。

倒れた木を取り除かず、そこから新しい木が育つ。

古木と若木が重なり合いながら、少しずつ森そのものが更新されていく。

巨木というと、どうしても樹齢や幹周、樹高といった「一本の木の大きさ」に目が向きます。

しかし三代木を見ていると、巨木の本当の面白さは、それだけではないと思わされます。

一本の木が死んだ後も、その身体が次の世代を育てる場所となり、さらにその次へ命がつながっていく。

木を見るというより、数千年単位で動いている森そのものを見ているような感覚でした。

そして、この森を歩いているとどうしても考えてしまいます。

これだけ古い森林が残っているのなら、観光ルートから少し離れた山の中には、まだ知られていない巨木や面白い樹形の木があるのではないか。

阿里山の巨木巡りは、有名な神木を見るだけでは終わらない。

この山をもっと掘り下げてみたい。

そんなワクワクを強く感じさせてくれた三代木でした。

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