大悲山の大スギ 詳細
読み方:だいひさんのおおすぎ |
指定区分:福島県指定天然記念物 |
学名:Cryptomeria japonica |
樹齢:700年 |
樹高:45m |
幹周:7.8m |
施設:駐車場 |
住所:福島県南相馬市小高区泉沢薬師前13 |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★★☆ |
撮影日:2023年7月19日 |
福島第一原発から18kmの位置する大悲山の大杉
2011年、東日本大震災があった1か月後ボランティアで訪れた福島
あれから13年。再び訪れることになるとは思ってもいなかった。
誤解を恐れず言えば、放射能が怖いのである。放射線測定器は1.9マイクロシーベルトを表示していた。そういう気持ちもあり大悲山の大杉に来ることを躊躇っていた。
帰還困難区域の看板を見て高速を走り抜け、すぐに降り口だ。町を走っていると少し閑散としている雰囲気はあるものの人の生活があり新築もたくさん建っていたが自分には少し違和感があった。
数キロ先は帰還困難区域で立入禁止なのである。
大悲山の大杉の前に到着すると、深い深呼吸をしていざ飛び出した。
大悲山の大スギは、どんな状態なのだろうか?弱っているのか?変わらないのか?
いろんな感情があったが、全て吹き飛ばす迫力ある姿を見せてくれた。
その姿は、門番の風格!一瞬ひるむほどの迫力!
両手を前に突き出し結界を張っているような枝振り。
樽のように膨らんだ幹。階段の左右に貫禄ある巨木。
「あぁ素晴らしい。来て良かった。会いに来てよかった。」そう何度も心で唱えた。
拝殿側、大杉付近、階段前と様々な場所、角度から満足するまで撮り切った。
「いつまでもお元気で」と深々と頭を下げこの地を後にした。
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