
楠神社のクスノキ 詳細
読み方:くすのきじんじゃのくすのき |
指定区分:広島県指定天然記念物 |
学名:Cinnamomum camphora |
樹齢:300年以上 |
樹高:25m |
幹周:9.4m |
施設:なし |
住所:広島県竹原市忠海長浜3丁目8 |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★★★ |
撮影日:2023年9月17日 |









JR安芸長浜駅から1km程の距離にある楠神社
県道185号からすぐにも関わらず、車が入っていけない道路のため、すぐ近くの海側の堤防沿いに停めて歩きで向かう。
細い細い道路を歩いて行くとクスノキの大きな大きな樹冠が見えてくる。
おおおお~と声が上がる。素晴らしい!
巨木界でもマイナーな巨木だが、この姿は一目見たら好きになるそんなクスノキだ。 またその幹、枝も太く樹冠を大きく広げ葉の付きも樹勢も極めて良い。
惚れ惚れするクスノキだが、楠神社は1mくらいの草がぼうぼうで蜘蛛の巣もあちこちにはっていて人が来ている気配すら感じられない。
鳥居を見て気づいた。鳥居は本来参道にあるものだが、鳥居はあるのに参道がないのだ。その原因は線路を走らせるために参道をなくしてしまったことにある。
そのため楠神社は拝殿の横に鳥居が設けられ、そこからしか入れない。更に袋小路のようになっていて、車も入ってこれないし駐車場もなく、道は細く入り組んでいる。まるで人に来てほしくないような作りになっている。
これでいいのだろうか?集落があるのにこんなに草が伸び放題の神社で良いのだろうか?そして広島県指定天然記念物なのだ。広島県としてもう少し力を入れていただきたいものだ。
将来、徳島の加茂の大楠のように素晴らしい木になっていくに違いない巨木とその神社をもっと敬ってほしいと心から思う。
安芸長浜には火力発電所があるが、海は驚くほど美しく水が綺麗だ。
自然豊かなこの地が、とても気に入り好きになった。
だからこそ、後世によい形で残していってもらいたい。
そのために自分に何ができるのか考えてこれから巨木を巡っていきたいと感じた。
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