2023年7月14日、東北1日目
「山形上陸」
名古屋空港を出発し、今にも雨が降りそうな「おいしい山形空港」に降り立った。
毎度思うが、変わった空港名だ。
気になりすぎて案内で聞いてみると、食がおいしい、空気がおいしい、いろんなおいしいがあるから、おいしい空港だそうだ。
そんなことはさておき、東北をまわるにあたり山形を最初にしたのにはインスタで交流のある小野さんが山形の巨木を案内してくれるというからだ。
この方は、基本的に私と同じで単独行動で難所の巨木をたくさん撮影している尊敬している人物。
山形には名木が多く存在しているが、場所の特定が難しい巨木が多く、山形の巨木に精通している方に案内してもらえるのは願ってもないチャンスだった。
そこに、初めて会う巨木カメラマン権田さん、巨木好きで植木屋の市川さんも参加することになっていた。
合流するのは、翌日なのでレンタカーを借りて、雨が降らないなら行きやすい巨木でも軽くまわるかと動き出した。
暗雲立ち込める中、車を走らせるも1本目の巨木に到着する前にどしゃぶりとなり、まるで「山に入るのを辞めておけ」と言わんばかり
荷物はホテルに送ってあったので、ハーパンTシャツでの登山となる
カメラと三脚、登山靴と傘、非常に弱い戦闘力だ。
防水のカメラとはいえ、雨の中の撮影は極力避けている。レンズに雨があたり映りこむからだ。それを拭いてまた撮影が苦手というか好きではない。
週間天気予報の降水確率が高いので、あまり気乗りしないものの今後を考えるとこれも雨撮影の練習だと考え突っ込んでみることに。
足場はぐちょぐちょで、この山はカエルでできていると感じるほど見たことない数のアマガエルが数千匹飛び跳ね、蜘蛛の巣もまとわりつく大自然のトラップが愉快なコンディション。
レンズにつく雨と格闘しながら、記念すべき東北一本目となる「猿羽根楯跡の親杉」を撮影した。あたりまえのことだが、ガードの弱い膝下はブヨの餌食となった。
ずぶ濡れになったこともあり、近くの舟形若あゆ温泉へ駆け込み、その後「岩神大権現杉」「岩神大権現のクロベ」に立ち寄った。到着数分前に雨が上がりご機嫌で撮影を開始したが、草むらに足を踏み入れた瞬間、アブの大群が草むらから垂直上昇してきたので急いで逃げた。アブはテリトリーに侵入すると容赦なく攻撃して追従してくるので注意が必要。当然ながらこの日のハーパンTシャツでは非常に危ない。
ササっと撮影を終了してこの日を終えた。
巨木図鑑 出版の裏話4 東北編 へ続く
2023年7月14日 行動記録
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