大又のカツラ
指定区分:なし |
称号:森の巨人たち100選 |
学名:Cercidiphyllum japonicum |
樹齢:300年以上 |
樹高:27m |
幹周:11.1m |
施設:なし |
住所:三重県熊野市飛鳥町大又 |
難易度:★★★★☆ |
樹勢 :★★★★☆ |
撮影日:2021年8月1日 |
森の巨人たち100選
国道42号の「大又大久保」バス停付近から、東の山中に入る林道がある。
近くに駐車場はないので路肩に寄せるかバスで来るしかない。
途中まで舗装された林道ですが、入口はチェーンで施錠されている場合が多く仮に施錠されていなくても林業の方々が通るようなので一般通行は禁止。
間違っても施錠の前に駐車しないこと。
舗装された道は、奥に進むにつれて草が伸び、石が転がり悪路となってくる。
入口から林道終点までは約600m。
その辺りに大きなカツラが2本立っておりやっとついた!と勘違いしてしまう場合があるから注意が必要。これは大又のカツラではない。
しばらく撮影して本当にこの巨木か?という疑問が浮かばなければ、200m先の大又の桂には到達できなかった。
この桂は2本並んで立っており中々の迫力
腐食が進んでいるが新しい枝が太陽めがけて伸びていた。
着生した別の品種かもしれないが命を繋いでいる様を垣間見れた。
2本の桂が何故腐食し始めたのか?
それは人が砂防ダムを作りこの桂の両側に流れていた川をせき止めたからと見て間違いない。
それまでは川に挟まれ水源豊かな環境ですくすく育っていたのだろう。
桂は水が豊富にあるところでないと育たない。
砂防ダムは本当に必要かどうかは災害が起きなければ分からない。
ただ人の安全はこうした犠牲の上で成り立っているだと知れた。
そこから更に奥へ約200m程上がると大又のカツラが現れ看板もある。
辿りついた場所はあたり一面苔の森
緑一色の静かな空間。そこに立つ生命力ある大又の桂
水脈があるのか、山間で湿度も高く日影のせいかはわからないが、川に水がなくなっても桂は元気だった。その光景に感動した。
↑※Googlemapは大又大久保バス停にセットしてあります
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