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巨木の世界

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杉

稲荷の大スギ

yoji koyama · 2026年8月9日 · コメントを書く

稲荷の大スギ

稲荷の大スギ 詳細

読み方:いなりのおおすぎ
文化財指定:福井県指定天然記念物
学名:Cryptomeria japonica
樹齢:1000年以上
樹高:35m
幹周:8.6m
施設:駐車場・トイレ
住所:福井県今立郡池田町稲荷
難易度:★★★☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年7月19日
詳しいデータの見方はこちら
稲荷の大スギ
稲荷の大スギ
稲荷の大スギ

裏山に潜む、野性味あふれる大杉

福井県池田町、須波阿須疑神社の裏山に立つ「稲荷の大スギ」。

神社の奥から山道を5分ほど登ると現れる、樹齢1000年以上、幹周8.6mの大杉です。

福井県では幹周8mを超える巨木は多くなく、しかも簡単に訪れられる木も限られています。

その中で、この稲荷の大スギはかなり見応えのある一本でした。

整えられた境内に立つ御神木というより、山の中でそのまま生きてきたような野生感のある大杉。

荒々しい樹皮、太い幹、上へ伸びる迫力ある姿に圧倒されます。

行くときは、須波阿須疑神社の奥へ素直に進めば案内板があります。

自分は情報をあまり入れずに行って、少し道を間違えてうろうろしました。

また、大杉にはハチの巣があるようで、活動が活発な時期は注意が必要です。

近づく際は無理せず、安全第一で見学した方が良さそうです。

神社の裏山にひっそり立つ、福井では貴重な幹周8m超えの大杉。

野性味と迫力を感じる一本でした。

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杉尾の大杉

yoji koyama · 2026年8月8日 · コメントを書く

杉尾の大杉

杉尾の大杉 詳細

読み方:すぎおのおおすぎ
文化財指定:福井県指定天然記念物
学名:Cryptomeria japonica
樹齢:300年以上
樹高:25m
幹周:6.1m
施設:なし
住所:福井県越前市杉尾町
難易度:★★★☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年7月19日
詳しいデータの見方はこちら
杉尾の大杉
到着するとこの姿が飛び込んでくる。少し上がるとベンチもありのんびり見ることができる
杉尾の大杉
単幹で立ち上がり上部でいくつもの太い支幹へと分かれていく
杉尾の大杉
斜面の下から広角で撮影。表の顔とは全く違う印象

一本の幹から、空へ枝分かれする巨杉

福井県越前市、大徳山の麓にある杉杜神社。
その裏山に「杉尾の大杉」は立っています。

杉杜神社の拝殿左手から山へ入り、獣道のような道を登っていくこと約10分。
深い森の中に、太い幹をまっすぐ立ち上げた大杉が現れます。

杉尾の大杉で特に印象に残るのは、その独特な樹形です。

根元からしばらくは一本の太い幹として伸びていますが、上部に達すると複数の太い支幹へ大きく分かれていきます。

下から見上げると、一本の杉だったはずが途中から何本もの巨木へ分裂したようにも見え、上へ行くほど樹体のボリュームが増していく。

幹周は6.1m。
数値だけを見れば、全国にはさらに巨大なスギが数多く存在します。

しかし杉尾の大杉は、単純な幹の太さよりも、上部へ向かって複雑に広がっていく姿に面白さがあります。

特に根元近くから見上げると、太い支幹が四方へ伸び、それぞれが一本の木のような存在感を持っています。

個人的に、静岡県の春埜杉のような、上部に大きなボリュームを持つ巨木は好きなタイプです。
杉尾の大杉も同じように、根元だけではなく「上を見てこそ面白い杉」でした。

古い枝が失われた跡も各所に見られますが、その周囲から現在も多くの枝幹を伸ばしています。

長い年月の中で枝を伸ばし、失い、また別の枝を成長させてきた。
現在の複雑な姿は、そうした時間の積み重ねによって生まれたものなのでしょう。

また、大徳山周辺には「大滝神社の大スギ」という名木も存在します。

同じ大徳山に育つ大杉でありながら、それぞれ樹形や雰囲気は大きく異なります。
杉尾の大杉を訪れるのであれば、あわせて見ておきたい一本です。

派手な観光地に立つ巨木ではなく、神社の裏山を少し歩いた先で静かに立つ杉尾の大杉。

幹周の数字以上に、見上げたときの樹形が記憶に残る巨木でした。

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お魂杉

yoji koyama · 2026年7月18日 · コメントを書く

お魂杉

お魂杉 詳細

読み方:おたますぎ
文化財指定:なし
学名:Cryptomeria japonica
樹齢:300年以上
樹高:300m
幹周:9.3m
施設:駐車場・トイレ
住所:岐阜県郡上市美並町高砂1252-1
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年7月11日
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お魂杉
最初に目に入るの拝殿前のこの姿
お魂杉
まわり込んでみるといきいきとした苔がびっしり
お魂杉
鳥居を背景にいれお魂杉と
お魂杉
ぐるっと一周まわると様々な顔を見せてくれる
お魂杉
苔を拡大 ずっと見てられる美しさ
お魂杉

清らかな水と苔に包まれた、星宮神社のお魂杉

岐阜県郡上市美並町、星宮神社の境内に「お魂杉」は立っています。

読み方は「おたますぎ」
樹齢300年以上、樹高30m、幹周9.3m。
文化財指定はありませんが、数値だけを見てもかなり立派な杉の巨木です。

星宮神社は、山の緑に包まれた静かな神社。
境内に入ると、参道の奥にお魂杉が並ぶように立ち、注連縄を巻かれた幹が神社の空気を引き締めています。

この木でまず印象に残るのは、根元の美しさです。

杉の幹はまっすぐ高く伸び、樹皮には長い年月を感じさせる縦の表情があります。
そして根元には、鮮やかな苔がびっしりと広がっている。
その緑がとても美しく、ただ大きいだけではない、清らかな雰囲気を持った一本でした。

幹周9.3mという大きさながら、荒々しく迫ってくるタイプの巨木ではありません。
どちらかというと、凛としていて、静かに神社を守っているような印象です。

周囲の空気もとても良い場所でした。

星宮神社の奥には、100年杉の森があり、さらに清流の滝つぼ「矢納ヶ淵」へと続いています。
神社、杉の森、清流、苔。
それぞれが自然に重なり合い、辺り一帯が澄んだ空気に包まれているように感じました。

巨木を見に来たはずなのに、気づけばこの場所全体が好きになっている。
そんな感覚があります。

お魂杉は、単体で見ても立派な杉です。
けれど、この木の魅力は、星宮神社の静けさや、周辺の森と水の美しさと一緒に味わうことで、より強く伝わると思います。

境内でお魂杉を見上げ、根元の苔を眺め、奥の100年杉の森へ歩き、矢納ヶ淵の清流へ向かう。
ちょっとしたハイキングとしても気持ちがよく、巨木巡りと自然散策を同時に楽しめる場所です。

名古屋からも車で約1時間ほどとアクセスしやすく、気軽に訪れやすいのも魅力。
それでいて、境内に入ると街の騒がしさから離れたような、静かな山の空気があります。

美しい水と空気で育ったお魂杉。
その姿もまた、清らかで凛としていました。

また訪れたいと思える、素敵な場所でした。

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日下野のスギ

yoji koyama · 2026年6月21日 · コメントを書く

日下野のスギ

日下野のスギ 詳細

読み方:くさがののすぎ
別名:日下野の杉、神代杉
文化財指定:長野県指定天然記念物
学名:Cryptomeria japonica
樹齢:伝承1300年
樹高:40m
幹周:11.3m
施設:なし
住所:長野市中条日下野天神平3838
難易度:★★★☆☆
樹勢 :★★★★★
撮影日:2023年10月7日
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日下野のスギ
神社に到着前に見えて来る樹冠が既に圧巻
日下野のスギ
厳しい気候を耐え抜く貫禄のある樹皮
日下野のスギ
根周りが特に太く立派な三角形の幹
日下野のスギ
太陽に向けて両手を広げるように伸びる大枝
日下野のスギ
畏怖の念がこみ上げてくる
日下野のスギ
大きさ比較 ずっと見惚れていた
日下野のスギ
どの方向から見ても素晴らしい完璧と呼べる巨木

参道の先に現れる、神代杉と呼ばれる巨杉

長野県に立つ「日下野のスギ」は、長野県指定天然記念物に指定されている巨杉。
地元では「神代杉」とも呼ばれ、古くから大切に守られてきた名木です。

駐車場はなく、大内山神社の入口近くの道路脇に車を置いて向かうことになります。
ただし、停められるとしても1〜2台ほどの限られたスペースしかありません。訪問時は、周囲の迷惑にならないよう注意が必要です。

そこから参道を歩き、山道を登っていく。
森の奥に大きく広がる樹冠が見えてくると、その時点でただならぬ存在感が伝わってきます。

目の前に立つと、まず圧倒されるのは幹の太さ。
長野県の杉としては第二位、幹周は11.3m、樹高は40m。
人がそばに立つことで、その巨大さがよりはっきりと伝わります。

太い幹からは力強い枝が四方へ伸び、上へ、横へ、斜めへと大きく広がる。
単に大きいだけではなく、枝振り、樹冠、幹の迫力、そして樹勢のすべてが見事。
杉の巨木として、最高レベルの名木と言える一本です。

樹齢は伝承1300年。
長い年月をこの地で生き抜いてきたことを思うと、幹肌の荒々しさや枝のうねりにも、深い時間の重みを感じます。

社殿のそばに立つ姿も印象的。
自然の力と人々の信仰が重なり合ったような、神聖な空気に包まれていました。
参道を歩いた先にこの巨杉が現れる流れも、この木の特別さをより強く印象づけてくれます。

日下野のスギは、太さ、枝振り、樹冠、樹勢、そのどれを見ても素晴らしい。
長野を代表する巨杉のひとつとして、強く記憶に残る一本でした。

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大間見白山神社の大スギ

yoji koyama · 2026年6月7日 · コメントを書く

大間見白山神社の大スギ

大間見白山神社の大スギ 詳細

読み方:おおまみはくさんじんじゃのおおすぎ
別名:大間見白山神社の大杉
文化財指定:大和町指定天然記念物
学名:Cryptomeria japonica
樹齢:300年以上
樹高:35m
幹周:8.4m
施設:駐車場・トイレあり
住所:岐阜県郡上市大和町大間見1829
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★☆☆
撮影日:2026年4月12日
詳しいデータの見方はこちら
大間見白山神社の大スギ
拝殿は扉を開け本殿に行くことができる
大間見白山神社の大スギ
拝殿と本殿の間に大杉が並ぶ
大間見白山神社の大スギ
右手に一際大きい杉の根元が姿を見せる
大間見白山神社の大スギ
拝殿正面
大間見白山神社の大スギ
右手の大杉 半分は白骨化しているようだ
大間見白山神社の大スギ
左手の三本はまだまだ元気
大間見白山神社の大スギ
神社と巨木の益々の繁栄を祈願

拝殿の奥に隠された、巨杉の聖域

岐阜県郡上市、大間見白山神社。

拝殿の正面からは想像できないが、その裏側には驚くような巨杉の空間が広がっている。

石段の両側に立つ太い杉。

拝殿越しに見える幹はどれも大きく、中でも印象的なのは、白く朽ちた大きな幹。

生きている杉と、時を終えたような白骨化した幹が、神社の奥に独特の空気感つくっている。

人の目につきにくい拝殿の裏で、長い年月をかけて守られてきた大杉。

派手さはないけれど、神社の奥へ踏み込んだ瞬間に空気が変わる、そんな巨木群でした。

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