
クロベの大樹 詳細
| 読み方:くろべのたいじゅ |
| 文化財指定:岐阜県指定天然記念物 |
| 学名:Thuja standishii |
| 樹齢:400年 |
| 樹高:30m |
| 幹周:6.3m(合計値)実際はもっと太い |
| 施設:なし |
| 住所:高山市丹生川町坊方堤垣内(個人所有) |
| 難易度:★★☆☆☆ |
| 樹勢 :★★★★★ |
| 撮影日:2026年6月13日 |
| 詳しいデータの見方はこちら |







血の木と呼ばれた、崖に立つ異形の巨木
岐阜県高山市丹生川町坊方に、岐阜県指定天然記念物「クロベの大樹」があります。
この木は個人所有地に立つ巨木で、以前から存在は知っていたものの、場所の特定がなかなかできずにいました。ところが、インスタで紹介されていた情報を見つけたことでかなり場所を絞り込むことができ、実際に現地で聞き込みをすることに。
そして2件目に訪ねたお宅が、まさにこのクロベの所有者でした。
現地で目の前にしたクロベの大樹は、想像以上の迫力でした。
急斜面の崖に根を張り、幹全体から漲るようなエネルギーが噴き出しているような姿。一般的な杉や欅のような整った巨木とは違い、どこか荒々しく、異形の魅力を持った一本です。
岐阜県のホームページでは幹周6.3m(地上2mのところから3幹に分かれている。その周囲は、それぞれ3.1m、2.5m、3.0mである。)とされていますが、計測位置としては少し違う可能性があります。
株立ちの場合130cmの時点で株が分かれておれば合計値計測ですが、この木は2mのところから分かれるので普通に計測するのが正しいと思われます。
根元付近には大枝もあり、さらに急斜面の崖に立っているため、正確な計測は非常に難しそうです。実際に見た印象では、8mは超えていても不思議ではない存在感がありました。
クロベは別名ネズコとも呼ばれる樹種で、巨木になると独特の樹形を見せます。まっすぐ伸びる美しさというより、ねじれ、裂け、盛り上がりながら生きてきたような迫力が魅力です。
根元には堤家祖霊社が祀られています。
ここには、戦国時代の武将である堤氏が葬られていると伝わります。
また、クロベは枝や葉を傷つけると赤みのある樹液がにじみ出ることから、土地の人々には「血の木」と呼ばれてきたそうです。その赤い樹液の印象から、木を傷つけることのないように「崇り」や「亡霊」といった伝説が生まれたともいわれています。
崖に立ち、祖霊社を抱き、血の木と呼ばれながら守られてきた巨木。岐阜の山里に、静かに強烈な存在感を放っていました。
クロベの大樹への行き方

入口に立つ家が所有者で私道を通るので声掛けはした方がいいと考えています。
車の停車など近隣に迷惑がかからないようにお願いします。
↑ Googlemapでの場所はこちら
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