
マルガラナ英雄墓地のガジュマル 詳細
別名:Taman Pujaan Bangsa Margarana |
学名:Ficus microcarpa |
樹齢:不明 |
樹高:不明 |
幹周:不明 |
施設:駐車場・トイレ・売店 |
住所:G5M7+XFX, Kelaci, Marga Dauh Puri, Marga, Marga Dauh Puri, Kec. Marga, Kabupaten Tabanan, Bali 82181 インドネシア |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★★★ |
撮影日:2025年1月29日 |












樹高・幹周・樹冠すべてが規格外に大きい!
いつもならテンションブチ上がりなのですが、
おおはしゃぎという訳ではなく、たんたんと静かに撮影している自分がいた。
それは、施設全体から醸し出される雰囲気がそうさせていたのだろう。
マルガラナ英雄墓地
バリ島でのオランダとの独立戦争で戦死した、1372名を祀っている墓地である。
この中に第2次世界大戦後も日本に帰らずにインドネシアと共に戦った12名の日本人の墓地もある。
昔、バリを訪れたときに現地の人達は、とても親切で笑顔でした。
何故それほど日本人に友好的なのか聞いたとき
「日本人はインドネシアと共に戦ってくれたおかげで独立できた。」と話してくれた。その話の中で、英雄墓地の存在を知った。
祖国のためでなく他国の独立のために戦った誇らしい日本人がいたことで親日感情があるのかと驚き、いつか墓参りをしたいと思っていた。
それが巨木の話を聞きつけ目指してきた場所に、偶然のような必然のようでもある英雄墓地に辿り着いたわけだ。
しとしとと小雨が降り注ぐ中、巨木の目の前にある英雄墓地へ向かった。
奥には美しく整列した1372名を祀っている墓地があった。
この方々が戦った過去があるからこそ、今のバリ島がある。
少し感傷的になりながら小雨の中歩いた。
英雄墓地の施設には大きなガジュマルが何本も立っている。
お墓に立つ巨木は、時に恐ろしさを感じる樹形になることもあるが、そういった雰囲気は全くしなかった。
それはきっとバリの人々が英雄とたたえ祭りを開き、人が集まる場所だからではないか。現にこの英雄墓地には多くの人が訪れ、若い人たちがキャッキャキャッキャと楽しそうに会話している。日本でも明るい墓地は僅かに文化としてあるが、殆どが塀に囲まれ少し怖いとかそういったイメージを抱かせている。
先祖が今の国を作ってくれた。そんな文化がバリ島にはあり日本人が忘れかけている大切なことかもしれない。
いろいろなことを感じ考えながら英雄墓地を後にした。
帰国後知ったことなのですが、マルガラナ英雄墓地のガジュマルから北上すると超巨木が比較的近くに立ってました。Wisata Kayu Putihという巨木を一緒に見ておくことをオススメします。
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