志和稲荷神社の大杉 詳細
読み方:しわいなりじんじゃのおおすぎ |
指定区分:紫波町指定天然記念物 |
学名:Cryptomeria japonica |
樹齢:伝承1000年 |
樹高:40m |
幹周:8.5m |
施設:駐車場・トイレ・売店 |
住所:岩手県紫波郡紫波町升沢前平17-1 |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★☆☆ |
撮影日:2023年7月22日 |
岩手県紫波郡紫波町の外れに
多くの人で賑わう神社があります。
大きな鳥居が出迎えてくれ、
縁日ではたくさんの屋台なども出て更に賑わうようです。
そんな神社の奥、小さめの鳥居がたくさん立ち並び
そこには風鈴がたくさんつけられていて風が吹くと一斉にチリーンと鳴り
異世界へ迷い込んだような錯覚を起こす。
さらに奥に登って行くと大杉が堂々と聳え立っているのが見えてきます。
ゴミひとつと落ちていない手の行き届いた美しい神社
大杉以外にも5m級の巨木が複数立っておりどれも元気だ。
そして最奥の大杉へ行く道中、木々の根が露出し階段のようになっていた。
避けることができない程、辺り一面根が地面を覆っている。そしてそれが大杉の根であることは間違いなかった。しかも地面はカチカチに踏み固められ根は傷んでいる。
これでは大杉の根は呼吸ができないのではないかと感じながら進んだ。
大杉の目の前に立ち、荘厳な雰囲気を放つと同時に痛々しい補修の跡が目に入る。
銅板が幹の半面を覆い、ワイヤーで折れないように固定されている。
じっくり近くで確認すると、幹内の腐食が進み空洞化している部分もあった。
ここまで来てしまったら厳しいかもしれないが、もう少し大杉を労わって根の周辺を何とかしてほしいものだ。もちろん他にも雷など原因はあるかもしれない。
無理な延命は好きではないが、人災によって短命になることは避けたいものだ。
ただ、伝承1000年の大杉は何も言わずそこに立ち見守り続けてくれている。
これからも元気で見守り続けてほしい。
↑ Googlemapでの場所はこちら
コメントを残す