
春徳寺の大クス 詳細
読み方:しゅんとくじのおおくす |
指定区分:なし |
学名:Cinnamomum camphora |
樹齢:不明 |
樹高:17m |
幹周:9.3m |
施設:駐車場 |
住所:長崎県長崎市夫婦川町11-1 |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★★☆ |
撮影日:2023年11月3日 |






長崎市立桜馬場中学校の西にある華嶽山 春徳寺
その門の前に立つ春徳寺の大クスは、車一台ギリギリ通れるほどの細い道路の脇に斜面にしがみつくように立っている。地面は一切見えないコンクリートの隙間から幹が出ている状況。
台風などの天災にも負けず、数百年の時をここで過ごしている。
その姿は、どこか女性的な曲線美があり、フラダンスを踊っているようなしなやかな枝振りだ。巨木を見て男らしいと感じることは多いが女性的だと感じる巨木は少ない。
長崎は今回来てみて本当に驚いた。坂の街とは聞いて知ってはいても、他県なら家を建てない斜面に所狭しと立ち並んでいる。どうやってあの斜面に家を建てたのだろう?そんなことを思ってしまうほど坂に街が広がっている。
急斜面に細い道、大型車が少ない理由があっさりと納得できた。
そんな斜面を登り小高い丘?にある春徳寺は非常に眺めが良く長崎の街が良く見える。
この寺がしっかりこのクスノキを守って来てくれたのだ。
壁の向こうは絶壁斜面で下には民家もあるのに、切られていないことがとても嬉しい。少し枝が弱って危ないからという理由でバサバサ切られてしまう世の中なのに、お寺や市民から大切にされていることがそれだけでもよくわかる。
天災に負けず、いつまでも長生きしてほしいと願うばかりです。
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