若宮八幡大クス 詳細
読み方:わかみやはちまんおおくす |
指定区分:静岡市指定天然記念物 |
学名:Cinnamomum camphora |
樹齢:1,000年 |
樹高:20m |
幹周:10.0m |
施設:なし |
住所:静岡県静岡市葵区浅間町1丁目40 |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★☆☆ |
撮影日:2023年4月13日 |
落雷からの生還 穴が開いても生き続ける大楠
駿河國総社の東に位置する若宮八幡宮は、車が入れないほど狭い路地の一角に存在している。
近くのパーキングに停め歩いて向かった。
鳥居をくぐると境内に若宮八幡宮の大クスがデンと聳え立つ。
巨木が多い静岡ではそれほど有名ではないが幹周10mは流石の迫力だ。
そして大きく空いた穴、変わった樹形にすぐさま目がいく
何故、このような樹形になったのか一周まわるとすぐにわかる。
真っ黒に煤けた幹。落雷によって主幹の殆どを失っている。
穴が開き、生きるために枝を変形させ葉を茂らせたのであろう。
これだけボロボロになっているにも関わらず悲壮感はなく、むしろ葉が生い茂り力をもらえるような元気なたたずまい。夢中で撮影していると参拝客がやってきては話しかけてくれる。
この日、複数の巨木を巡ったがほとんどの場所で話しかけられ少し驚いた。
静岡県民と巨木は近い存在なのかもしれない。
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