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クスノキ

志波宝満宮のクスノキ

yoji koyama · 2026年4月9日 · コメントを書く

志波宝満宮のクスノキ

志波宝満宮のクスノキ 詳細

読み方:しわほうまんぐうのくすのき
文化財指定:福岡県指定天然記念物
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:300年以上
樹高:20m
幹周:9.8m
施設:なし
住所:福岡県朝倉市杷木志波5011
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年3月22日
詳しいデータの見方はこちら
志波宝満宮のクスノキ
牛が拳を握って立っているそんな印象をうけた
志波宝満宮のクスノキ
拳に見えませんか?
志波宝満宮のクスノキ
連理とされています。合体か?それとも中心部腐朽か?
志波宝満宮のクスノキ
裏側は苔がびっしり樹皮についていました
志波宝満宮のクスノキ
根周りはとても太そうだ

何かが宿る、牛姿のクスノキ

福岡県朝倉市にある「志波宝満宮のクスノキ」を訪ねました。

この木が立つ一帯は、巨木好きにとってなかなか見逃せないエリアです。
巨木ランキング第9位の「隠家森」があることで知られていますが、その周辺およそ2kmの範囲には、見応えのある巨木が複数点在しています。
志波宝満宮のクスノキも、そんな濃密な巨木地帯を構成する一本です。

現地でこの木を前にして、まず強く印象に残ったのは樹形でした。
どっしりと構えた幹の姿は、まるで牛が立っているようにも見えます。
ただ太いだけの木ではなく、独特の輪郭そのものに個性があり、見上げているうちに、何かが宿っているような不思議な気配すら感じられました。

幹周は9.8m。
他県であれば、地域を代表するクラスの巨木として語られてもおかしくないサイズです。
けれど、巨木の層が非常に厚い福岡県では、こうした一本でさえ意外なほど目立たない存在になってしまうのかもしれません。

とはいえ、実際に見ればその印象はまったく違います。
太さだけでなく、全身から漂う迫力、そして一度見たら忘れにくい樹形の個性。
数字以上に記憶に残る、見応え十分のクスノキでした。

巨木が密集するエリアの中では、どうしても有名木に目が向きがちです。
しかし、こうした一本に足を止めてみると、その土地の巨木層の厚さや奥深さがよくわかります。
志波宝満宮のクスノキは、まさにそんな存在でした。

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善導寺の大樟

yoji koyama · 2026年3月28日 · コメントを書く

善導寺の大樟

善導寺の大樟 詳細

読み方:ぜんどうじのおおくす
文化財指定:福岡県指定天然記念物
別名:善導寺の大楠
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:伝承800年
樹高:41m/39m
幹周:12.3m/9.5m
施設:駐車場・トイレ
住所:福岡県久留米市善導寺町550
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年3月21日
詳しいデータの見方はこちら

善導寺の大樟
釈迦堂の横に立つ善導寺の大樟
善導寺の大樟
ぐるっと柵に覆われているが一か所枝に触れることができる
善導寺の大樟
見る角度で様々な表情を見せてくれる
善導寺の大樟
善導寺の大樟
善導寺の大樟
右に立っているのが私
善導寺の大樟
私と善導寺の大樟 比較
損傷部分を補修してくれているのかな。細い木が成長すると破損部分を埋めるのか
善導寺の大樟
話しかけてくれたリカさんと末次さんと記念撮影

善導寺の時を見守り続ける、三本の大樟

東京ドームよりも広いともいわれる境内に、数多くの重要文化財が立ち並ぶ善導寺。
その壮大な寺域の中で、ひときわ強い存在感を放っているのが善導寺の大樟です。

境内には堂々たるクスノキが三本そびえていますが、根元がつながっていることから、計測上は二本として扱われています。
実際にその場に立つと、数字以上の迫力があり、善導寺の広い境内の中でも決して埋もれない風格を感じました。

これらのクスノキは、寺の創建時に植えられたと伝えられています。
伝承樹齢は800年。
長い歴史の中で、この寺とともに時を重ね、今に至るまで大切に守られてきたことがうかがえます。

過去には台風の被害を受け、幹や枝に損傷も見られます。
しかし、そうした傷をものともしないほど樹勢は力強く、むしろそのたくましさがいっそう印象に残りました。
長い年月と自然の猛威に耐えながら、なお旺盛な生命力を見せる姿には、思わず見入ってしまいます。

歴史ある伽藍と重要文化財に囲まれた空間の中で、静かに、しかし圧倒的な存在感を放つ善導寺の大樟。
この寺が積み重ねてきた時間の重みを、そのまま根に、幹に、枝に宿しているような巨木でした。

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地徳阿蘇神社の樟

yoji koyama · 2026年3月26日 · コメントを書く

地徳阿蘇神社の樟

地徳阿蘇神社の樟 詳細

読み方:ちとくあそじんじゃのくす
文化財指定:久留米市指定天然記念物
別名:阿蘇神社の樟
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:不明
樹高:不明
幹周:11.4m
施設:なし
住所:福岡県久留米市田主丸町地徳2808
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年3月21日
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地徳阿蘇神社の樟
拝殿裏に聳える阿蘇神社の樟
地徳阿蘇神社の樟
紫花菜の群生が咲き誇る
地徳阿蘇神社の樟
どこまでが根でどこから幹なのか
地徳阿蘇神社の樟
しっかりとはった根が巨漢を支える
地徳阿蘇神社の樟
目立った損傷もなく樹勢は良く映った
地徳阿蘇神社の樟
大樟の迫力と花の優しが融合している
地徳阿蘇神社の樟
拝殿側から見た根周り。愛知の寺野の大楠を思わせる
地徳阿蘇神社の樟
私との比較

春の花に包まれる、久留米の超巨樟

福岡県久留米市から北部の朝倉市にかけては、巨木が数多く点在するエリアです。
一度の訪問ではとても回りきれないほど、魅力的な木々が各地に残されています。

その中でも、今回訪れたのは幹周11.4mを誇る地徳阿蘇神社の樟。
この地域は植木や造園も盛んで、道中からさまざまな木々の姿を楽しめるのも大きな魅力です。
巨木を目指して向かう時間そのものが、すでに心躍るひとときでした。

小さな阿蘇宮の境内に到着すると、まず目に入ったのはクスノキの足元を彩る紫花菜の群生。
春らしいやわらかな色合いが境内に広がり、厳かな巨木の存在にやさしい華やかさを添えていました。

花と巨木が織りなす風景は、何度見ても心を惹かれます。
大きく力強い樟の姿に、春の花が寄り添うその光景はとても美しく、思わず見入ってしまいました。
巨木そのものの迫力はもちろんですが、季節の草花とともに眺められることで、この一本の魅力はいっそう深く感じられます。

幹周11.4mという堂々たる規模を持つ地徳阿蘇神社の樟。
その存在感は確かですが、ただ大きいだけではなく、境内の空気や周囲の景色と調和している点も印象的でした。
春のやわらかな空気の中で出会えたこともあり、とても心に残る訪問となりました。

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安長寺の大クス

yoji koyama · 2026年3月26日 · コメントを書く

安長寺の大クス

安長寺の大クス 詳細

読み方:あんちょうじのおおくす
文化財文化財指定:福岡県指定天然記念物
別名:女樟、赤樟
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:伝承700年
樹高:32m
幹周:12.0m
施設:駐車場
住所:福岡県朝倉市八日町772-1
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年3月21日
詳しいデータの見方はこちら
安長寺
門をくぐると
安長寺の大クス
安長寺の大クスの大きな樹冠
安長寺の大クス
迫りくる大迫力
安長寺の大クス
拝殿裏にまわると大枝を広げる大クスとご対面
安長寺の大クス
少し捻じれが入っているような幹
安長寺の大クス
圧巻!幹周12mは伊達じゃない
安長寺の大クス
私との比較
安長寺の大クス
安長寺の大クス
安長寺の大クス
安長寺の大クス
安長寺

縁に導かれて出会った、幹周12mの大クス

以前、長崎県の春徳寺を訪れた際、住職さんと巨木の話になりました。
私が巨木巡りをしていることを伝えると、「兄弟が福岡県の安長寺で住職をしていて、そこにすごい大クスがある」と教えてくださったのです。

こうして人づてに知り、いつか訪れたいと思い続けてきた場所へ向かう旅は、やはり特別なものがあります。
名木との出会いは、ただ目的地を目指すだけではなく、人との縁に導かれて生まれることもあるのだと改めて感じます。

安長寺に近づくと、到着する前から大きな樹冠が目に入り、期待が一気に高まりました。
そして門をくぐると、勢いのある堂々たるクスノキが姿を現します。

幹周12mという圧巻の太さ。
そこからは太い幹枝が力強く伸び、根元はしっかりと末広がりに発達しています。
全体のバランスも見事で、数字が示す迫力だけでなく、実際に目の前に立ったときの存在感には思わず見入ってしまいました。

さらに裏へ回ると、一部には約440年前の戦で焼けた跡が残されていました。
それでも、そんな傷の歴史を感じさせないほど樹勢は力強く、たくましい生命力に満ちています。
長い年月を生き抜き、傷を抱えながらもなお旺盛に枝葉を広げる姿には、ただただ惚れ惚れするばかりでした。

話を聞き、その縁をたどってこの木に辿り着いたこともあり、どこか導かれるように出会えた一本のように思えます。
安長寺の大クスは、その大きさや美しさだけでなく、そうした背景も含めて深く印象に残る巨木でした。

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松山諏訪神社の大クス

yoji koyama · 2026年3月12日 · コメントを書く

松山諏訪神社の大クス

松山諏訪神社の大クス 詳細

読み方:まつやますわじんじゃのおおくす
文化財指定:岐阜県指定天然記念物
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:伝承1000年
樹高:20m
幹周:8.7m
施設:なし
住所:岐阜県海津市南濃町松山
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2026年3月8日
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松山諏訪神社の大クス
松山諏訪神社の大クス
松山諏訪神社の大クス
松山諏訪神社の大クス
松山諏訪神社の大クス
松山諏訪神社の大クス

山の神を感じさせる、荘厳なクスノキ

岐阜県最南部、三重県との県境に近い海津市南濃町松山に立つクスノキ。
周辺は山の斜面にみかん畑が点在する土地柄で、松山諏訪神社もまた山腹の静かな場所に鎮座している。神社へ至る道は軽自動車がやっと通れるほど細く、訪問時は麓に車を停めて約10分ほど歩いて向かった。

境内は非常に静かで、風と葉擦れの音がよく通る。社殿へ近づくにつれて、まず本殿上部に広がる大枝が目に入り、その時点でこのクスノキが只者ではないことがわかる。実際に対面すると、幹周8.7mという数値以上に、山中の社叢に根を下ろした古木ならではの存在感が強い。平地の開放的な場所で見る巨木とは異なり、周囲の地形や社殿との取り合わせによって、樹そのものの神聖さがより濃く感じられる一本である。

特に印象的だったのは、枝葉を大きく広げる姿が境内空間を包み込むように見えること。単に太い、古いというだけではなく、この場所の空気そのものを支配しているような樹勢がある。荘厳でありながら清々しく、見上げていると「山の神」という言葉が自然と浮かんでくる。地域の人々に崇められながら伝承1000年を生きてきたというのも、実際にその場に立つとよく理解できる。

巨木として見れば突出した数値だけで圧倒するタイプではないかもしれないが、山腹の社に立地すること、本殿越しに見えてくる演出性、そして境内全体に満ちる空気まで含めて味わいたいクスノキである。数字だけでは測れない、信仰の巨木らしい魅力を備えた一本だった。

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