
川古の大楠 詳細
| 読み方:かわごのおおくす |
| 選定歴:新日本名木100選、日本巨木ランキング第5位 |
| 文化財文化財指定:国指定天然記念物 |
| 別名:川古のクス、川古の楠 |
| 学名:Cinnamomum camphora |
| 樹齢:3000年以上 |
| 樹高:25m |
| 幹周:21m |
| 根廻:33m |
| 枝張り:東西・南北27m |
| 施設:駐車場・トイレ・売店 |
| 住所:佐賀県武雄市若木町大字川古7843 |
| 難易度:★★☆☆☆ |
| 樹勢 :★★★★★ |
| 撮影日:2020年2月23日 |









町に愛され、力強く根を張る日本屈指の大楠
佐賀県武雄市若木町。
水車のある川古大楠公園に、日本屈指のクスノキが立っている。
その名は「川古の大楠」
幹周21m、根廻33m、樹齢3000年以上。
国指定天然記念物であり、新日本名木100選にも選ばれている、佐賀県を代表する大楠です。
日本巨木ランキングでは第5位に入る、まさに全国屈指の巨木でもあります。
第一印象は、
「愛されている巨木だな〜」
というものでした。
川古の大楠の周辺は公園として整備され、駐車場、トイレ、売店もあります。
水車が回り、直売所があり、そこで昔の大楠の写真を見ることもできました。
巨木だけがぽつんと保存されているのではなく、町の人たちの暮らしや記憶と一緒に残されている。
その雰囲気が、とても印象的でした。
直売所ではお茶をいただき、店主の方から昔話を聞かせてもらいました。
ただ巨木を見に来ただけなのに、気づけばその土地の時間に少し触れている。
そういう、のほほんとした穏やかな時間が流れていました。
川古の大楠は、迫力だけで押してくるタイプの巨木ではありません。
もちろん幹周21mという数字は圧倒的で、実物の存在感も十分すぎるほどあります。
けれど、それ以上に感じたのは、優しさと安定感でした。
特に良いのが根元です。
どっしりと末広がりに張った根が、地面をしっかりつかんでいる。
幹は巨大でありながら、どこか穏やかで、周囲の空間をやさしく包んでいるように見えます。
多少の補修はありますが、樹勢はまだまだ強く感じました。
枝葉にも力があり、老木というより、今も現役でこの場所に立ち続けている大楠という印象です。
また、川古の大楠は見る方角によって表情が変わります。
正面から見ると堂々としていて、横から見ると根張りの力強さが際立つ。
少し離れて眺めると、公園全体を包み込むような大きさがよく分かります。
一本の木としての迫力。
町に守られてきた温かさ。
そして、今も衰えを感じさせない生命力。
川古の大楠には、そのすべてがありました。
佐賀県には武雄の大楠、塚崎の大楠など、全国的にも見応えのあるクスノキが多く残っています。
その中でも川古の大楠は、見やすさ、樹勢、地域との距離感の良さがそろった、非常に完成度の高い巨木だと思います。
まさに、日本の名木。
町に愛されながら、今も力強く根を張る川古の大楠。
佐賀の巨木巡りでは、必ず訪れたい一本です。
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