
栢野の大スギ 詳細
読み方:かやののおおすぎ |
別名:天覧の大杉・栢野の大杉 |
指定区分:国指定天然記念物 |
学名:Cryptomeria japonica |
樹齢:伝承2300年 |
樹高:36m |
幹周:8.9m |
施設:駐車場・トイレ |
住所:石川県加賀市山中温泉栢野町ト10-1 |
難易度:★★☆☆☆ |
樹勢 :★★★★★ |
撮影日:2023年7月2日 |















全国の神社の中で五本の指に入るほど、好きな栢野菅原神社。
私はこの神社がたまらなく大好きなのだ。
その理由は、杉の根を痛めないために檜造りの「浮橋参道」と呼ばれる橋を境内に渡したことで、大杉にも触れることができ、根も守るといったいいとこどりを実現した優しい神社だからだ。
この橋のおかげで地面は踏み跡がなく緑一色、苔や草が生え 美しい世界が広がっているのも見どころのひとつだ。
また、境内には栢野の大スギ以外にも巨木が複数立ち巨木好きにはたまらない巨木好きでなくとも素晴らしいと感じる神社となっている。
そして、木を眺めながら雑談できる屋根付きベンチもあり至れり尽くせりで完璧と言える。神社向かいにある団子屋さんで和菓子を買い、このベンチで友人と団子を食べながら会話しくつろぐ。なんていい時間なんだろう。
この「浮橋参道」の発想をし実現した方に頭が下がる。本当にありがとうございます。素晴らしすぎます!
世の中、過保護なくらい巨木に柵があり、木と人の境界線が作られたことで人が木から遠ざかっているようにも感じることは他の記事でも伝えてきた。
山中温泉が近いとはいえ、山合の決して良い立地ではない神社ですが、巨木と人が触れ合えるこの神社には参拝客が後をたたず、私が訪れた時も次から次に参拝客が訪れていましたし、Googlemapの栢野の大杉のレビューは巨木では異例の380件(2025年2月現在)
これが答えではないかと思う。
伊勢神宮にもたくさんの巨木があるが柵はほぼない。世の中の元気な巨木の柵を無くすだけで、人は木に触れ神社に人が集まるのではないか?見直してほしいところだ。
1947年に昭和天皇がこの杉をご覧になったことから 「天覧の大杉」と呼ばれ大切に保護されています。
↑ Googlemapでの場所はこちら