2023年7月18日、東北5日目
「称名寺の奇跡」
山形を後にして東北二県目に選んだのは宮城県
宮城県は、巨木で8mを越えているものが約20本、10m以上は8本しかない。
最初に向かったのは宮城県西部に立つ宮城県巨木ランキング10位の逆銀杏
逆銀杏 ←詳細ページはこちら
民家に立つイチョウなので、家の人に挨拶をして撮影させていただいた。
撮影し終わるとすでに16時くらい、夕方の撮影はあまり好まないのでそのまま宿探し明日に備えてもよかったのだが、明日も明後日も天気予報は100%雨予報
ロケハンだけもしておくかと称名寺のシイノキに向かうことにした。
ただこのシイノキがある宮城県亘理郡にはブッキングドットコムでとれる良い宿がなく仙台市で少し良さげなホテルをとった。明日からの予報は完全な雨、土砂降りが続けば流石に足止めになることを考えホテルでのんびり今後の計画や休息をとれる宿の方が都合がいいと考えたからだ。
逆銀杏を出るとすぐに雨が降ってきて、称名寺のシイノキが近づくにつれて雨は激しさを増し、ナビであと3分のところまで来ると車のワイパーをMAXにしても前が見えないほどのバケツをひっくり返したような大雨になっていた。
称名寺の駐車場に停め、は~っとため息をつきロケハンの準備にかかろうと、ドアを開けると
「!!!・・・」
「!?」
「えっ?」
雨が一滴も降っていない・・・
車を停めたところまでは確かに大雨だったのに
これはシイノキが雨を止ませてくれたに違いない。明日でも明後日でもなく今撮っておけということ。急いで撮影準備をして広い敷地のお寺のシイノキ目掛けて小走りに急いだ。参拝をしてお墓にも深く挨拶をしてすぐに撮影開始。
称名寺のシイノキ ←詳細はこちら
本殿への階段を上がると正面に待ち構えるように聳えるこの睨みの効いた風貌
どよんとした空が逆にこのシイノキの雰囲気にあっている
いつ降ってくるかもしれない雨。速度が上がる自分。すごいスピードで三脚の高さを変えバンバン撮影した。
そしてこの称名寺にはもう一本の巨木スダジイが立っている。
非常にややこしいのだが、称名寺のシイノキと称名寺のスダジイの二本。
何がややこしいかって、スダジイとシイノキ、シイは全て呼び名が違うだけで同じスダジイなのだ。
称名寺のスダジイ ←詳細はこちら
こちらのスダジイは樹冠が大きくこんもりしていて、国道からも見えるが少し幹は細めの6m位、本殿前のシイノキには到底かなわないがこれはこれで立派だ。
二本を駆け足で撮影し駐車場へ戻った。おそらく40分くらい撮影で辺りは暗くなり始めていた。そしてお寺を離れ宿をとった仙台へ数分走ると、やはり雨が降ってき仙台に入る頃には真っ暗で大雨に戻っていた。
この旅始まって、5日間全て雨降っているが巨木の前では雨が止み撮影できている。
その中でも、この日は奇跡的だと強く思え感謝した。
2023年7月18日の行動記録
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