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巨木の世界

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楠

葛見神社の大クス

yoji koyama · 2025年1月26日 · コメントを書く

葛見神社の大クス

葛見神社の大クス 詳細

読み方:くずみじんじゃのおおくす
別名:葛見神社の大楠
文化財指定:国指定天然記念物
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:1000年
樹高:25m
幹周:15m
施設:なし
住所:静岡県伊東市馬場町1丁目16−40
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★☆☆
撮影日:2023年7月28日

葛見神社の大クス
葛見神社の大クスには小さな祠がある
葛見神社の大クス
岩のような幹が歴史を感じさせる
葛見神社の大クス
柵があるので近づくことはできないが、ぐるっと一周見てまわることができる
葛見神社の大クス
裏にまわっていくと損傷の激しさを見ることになる
葛見神社の大クス
幹の中心が空洞化しており、金属製ベルトで割けないようにしている
葛見神社の大クス
クスノキの生命力は凄まじいが、これだけの巨体は支えなしでは厳しいだろう
葛見神社の拝殿
葛見神社の拝殿
葛見神社の大クス
正面から見ると力強く、破損を感じさせない凄みがある
葛見神社の大クス案内板
葛見神社の大クス案内板

静岡には、日本ランキング第2位の阿豆佐和気神社の大クスがあり、他にも10m以上の巨木が20本とたくさん点在している。

その中で幹周15mを超える巨木は3本。全国トップクラスの巨木が葛見神社の大クス。幹周なんと15m~20mという超巨木

損傷があることは知っていたが、今の状態をしっかり見ておきたいと訪れた。

柵がありあまり近づけないことは残念ではあるが、流石幹周15m以上の巨木、近づくにつれどんどん凄みを増してくる。太い幹を支える根の部分も太く、大枝は3本に分かれて広がるように伸びる。

1996年(平成8年)9月22日に、台風17号の影響で枝2本を破損。そのうちの1本は大枝で、直径50cm、長さが12mほどあり、高さ約10mの部分で折れ、地上に落下しました。

空洞化が進んだ老樹に台風はやはり厳しいものがあったのであろう。

こうして長く生きている巨木が、各地で天災の被害に合い命を落としていっている。やはり大枝1本でも失うと樹形が大きく変わるし、木自体へのダメージも大きい。

葛見神社の大クスもここまで損傷が広がると、衰退する道しかないだろうが、長年生きた長老のような佇まいは今見ることができる。

そしてその姿は、大きい太いなどという簡単なものでなく神々しく何かを語りかけてくるような貫禄がある。この姿は是非見てほしい。

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杉鉾別命神社の大クス

yoji koyama · 2025年1月22日 · コメントを書く

杉鉾別命神社の大クス 詳細 

読み方:すぎほこわけのみことじんじゃのおおくす
文化財指定:国指定天然記念物
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:1000年以上
樹高:24m
幹周:15.0m
施設:なし
住所:静岡県賀茂郡河津町田中
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2023年7月28日

早朝に国道135号を南下、相模湾から朝日が昇りピンクブルーの美しい景色
杉桙別命神社のクス
杉桙別命神社入口に立つクスノキ。こちらが目的の巨木と勘違いするとこでした。
他にも境内には立派なクスノキが点在している
杉桙別命神社の拝殿
杉桙別命神社の拝殿
杉桙別命神社の拝殿
金色の注連縄が見事 参拝を済ませ神社最奥に立つ大クスへ
杉桙別命神社の大クス
樹齢1000年以上の杉鉾別命神社の大クス
杉桙別命神社の大クス
大地にしっかり根をはり貫禄あるゴツゴツした幹
杉桙別命神社の大クス
神々しい姿というのはこのことだ。神様が立っているようだ。
私と杉鉾別命神社の大クス比較
杉桙別命神社の案内板
杉桙別命神社の案内板

巨木大国静岡の中でもひときわ存在感を
見せる巨木が国指定天然記念物『杉鉾別命神社の大クス』

その存在を見た時、「神が立っている」
そう思ってしまうほど、樹形も人の姿のようでした。

言葉でうまく表現できないのですが、
樹齢を重ねた巨木は、時に魂が宿っている様に
目に見えないだけでその存在を確かに感じることがある。

この杉鉾別命神社の大楠もそうだ。

1000年という年月、何を見て何を思ってきたのか?
何の役割でそこに立ち続けるのか?
答えは出ないけど、感じて考えることはできる。

その感じる感覚こそが巨木からのメッセージなのかもしれない。

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五所神社 明神の楠

yoji koyama · 2025年1月18日 · コメントを書く

明神の楠

明神の楠 詳細 

読み方:みょうじんのくすのき
文化財指定:なし
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:800年以上
樹高:15m
幹周:15.6m(8.0m)
施設:駐車場・トイレ(五所神社内)
住所:神奈川県足柄下郡湯河原町宮下353
難易度:★☆☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2023年7月28日

明神の楠
対岸の五所神社から見た明神の楠
明神の楠
看板の木は、明神の楠の一部だろうか?
明神の楠
何という根周りだろうか。とてつもなく太い
明神の楠
参拝する私と明神の楠比較
明神の楠
明神の楠
明神の楠の洞には小さな鳥居があり、中には石仏が祀られている
明神の楠
どこから見ても惚れ惚れするクスノキ
明神の楠案内板

五所神社の道路を挟んだ南に位置する明神の楠

元々は参道脇に立っていたと考えられています。

現在は道路も整備され、少し狭い場所で大きく大きく成長しています。

五所神社内には、クスノキやイチョウの巨木がありますが、圧倒的に大きいのはこちらの明神の楠。幹周:15.6m(8.0m)と記載しましたが、環境省のデータベースでは、幹周15.6mですが、案内板には根回り15.6mと記載があるためです。

普通の木は、地上1.3mの幹周を測るのですが、根上りはくびれたところから1.3mのところを計測するので、8mとなっていたのだと思いますが、そんなことどうでもいいと思う程、根周りが肥大した立派なクスノキということは間違いありません。

以下、案内板に書かれていること

史蹟「明神の楠」

五所神社は、古くは五所大明神神社、または五所大明神と称し、 今を去る約千三百有余年天智天皇の御代、加賀の国の住人二見 加賀之助重行らの手により、この地方が開拓されたとき土肥郷の 総鎮守として、天照大神はじめ五柱の神霊が鎮座されたと伝えられております。

治承四年(1180)八月、源 頼朝 伊豆より挙兵の時、この地の 豪族土肥次郎実平は一族と共にこれを助けて頼朝の軍を土肥の 館に導き、石橋山合戦進発の前夜は、社前において盛大な戦勝祈願の護摩をたいたと云われています。このとき、実平によって佩刀一口が 奉納され、いまなお社宝として保存されております。

以来、領主、庶民の崇敬特に厚く、長寿長命の神、湯の産土神として今日にいたっております。

昔の神社の境内は広大幽邃で参拝者は前方の千歳川の清流で禊を 行い、この「明神の楠」の下を経て神社に参拝しておりました。

正保三年(1646)この樹木の参道もって当時入谷村と云われたこの地方が宮下、宮上の両村にわかれました。

その頃の参道には数多くの楠の巨木が生い茂っておりましたが、 世の移り変わりと共に、今はこの一樹のみが歴史の跡を物語っております。

昭和五四年四月一日 湯河原町指定文化財

クスノキ (くすのき科)

根回り 一五.六メートル

樹齢 約八五〇年

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楠神社のクスノキ

yoji koyama · 2025年1月17日 · コメントを書く

楠神社のクスノキ

楠神社のクスノキ 詳細 

読み方:くすのきじんじゃのくすのき
文化財指定:広島県指定天然記念物
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:300年以上
樹高:25m
幹周:9.4m
施設:なし
住所:広島県竹原市忠海長浜3丁目8
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★★
撮影日:2023年9月17日
楠神社の拝殿
楠神社拝殿の後ろに見えるのがクスノキ
楠神社
手水舎周辺 使われておらず草も生え放題
楠神社の鳥居
楠神社の鳥居
楠神社のクスノキ
根を露出させどっしりとしたクスノキ
楠神社のクスノキ
幹周9.4mの太い幹は地上5mくらいで大枝が分かれる。
楠神社のクスノキ
大枝が一本折れたのか切った跡があった
楠神社のクスノキ
私との大きさ比較
楠神社のクスノキ
大きな大きな樹冠が本当に素晴らしい
楠神社の案内板
案内板

JR安芸長浜駅から1km程の距離にある楠神社

県道185号からすぐにも関わらず、車が入っていけない道路のため、すぐ近くの海側の堤防沿いに停めて歩きで向かう。

細い細い道路を歩いて行くとクスノキの大きな大きな樹冠が見えてくる。

おおおお~と声が上がる。素晴らしい!

巨木界でもマイナーな巨木だが、この姿は一目見たら好きになるそんなクスノキだ。 またその幹、枝も太く樹冠を大きく広げ葉の付きも樹勢も極めて良い。

惚れ惚れするクスノキだが、楠神社は1mくらいの草がぼうぼうで蜘蛛の巣もあちこちにはっていて人が来ている気配すら感じられない。

鳥居を見て気づいた。鳥居は本来参道にあるものだが、鳥居はあるのに参道がないのだ。その原因は線路を走らせるために参道をなくしてしまったことにある。

そのため楠神社は拝殿の横に鳥居が設けられ、そこからしか入れない。更に袋小路のようになっていて、車も入ってこれないし駐車場もなく、道は細く入り組んでいる。まるで人に来てほしくないような作りになっている。

これでいいのだろうか?集落があるのにこんなに草が伸び放題の神社で良いのだろうか?そして広島県指定天然記念物なのだ。広島県としてもう少し力を入れていただきたいものだ。

将来、徳島の加茂の大楠のように素晴らしい木になっていくに違いない巨木とその神社をもっと敬ってほしいと心から思う。

安芸長浜には火力発電所があるが、海は驚くほど美しく水が綺麗だ。

自然豊かなこの地が、とても気に入り好きになった。

だからこそ、後世によい形で残していってもらいたい。

そのために自分に何ができるのか考えてこれから巨木を巡っていきたいと感じた。

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糸碕神社のクスノキ

yoji koyama · 2025年1月16日 · コメントを書く

糸碕神社のクスノキ

糸碕神社のクスノキ 詳細 

読み方:いとさきじんじゃのくすのき
文化財指定:三原市指定天然記念物
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:500年
樹高:30m
幹周:13.0m
施設:駐車場・トイレ
住所:広島県三原市糸崎8-10-1
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2023年9月17日

糸碕神社
糸碕神社拝殿
糸碕神社のクスノキ
糸碕神社のクスノキ全景
糸碕神社のクスノキ
最大の特徴は異常に膨れ上がった根回り。幹周りは13mもある。
糸碕神社のクスノキ
まるで大きな石に乗っているような樹形
糸碕神社のクスノキ
小さな洞がり格子が組まれている
糸碕神社のクスノキ
360度全て肥大している姿は唯一と言っていいほど

中国地方最大級のクスノキであり 広島県で一番太い巨木でもある。

愛知県の清田の大クスも根周りが肥大している代表格だが、こちらは見事な膨れかたで負け時劣らず素晴らしい。

何故これほど膨らんだのか推測してみたのですが、木に瘤(こぶ)ができる原因は、樹木の枝や幹などの表皮下に細菌や糸状菌が入り込むことできたり、枝が折れたり動物などに傷つけられたりすることによってできます。傷の修復などで瘤ができる訳ですが、そのどれとも違います。

杉にオモテスギ、ウラスギとあるようにクスノキもそういった樹種内での傾向があるのかもしれません。また記憶を辿ると愛知県には樹高が伸びず、横に広がるようにずんぐりむっくりのクスノキが多いので、土の栄養素などが関わっているのかもしれません。

結局、想像ではどこまでいっても答えがない訳ですが、日本古来の考え方だと木に触れると痛みを取ってくれ、それで木が膨らむとかありそうですね。

クスノキと一括りに言っても九州地方・中国四国地方・東海と違う樹形を見せてくれるので、見ていて飽きない。

またおもしろいクスノキに出会えた。

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