
武雄の大楠 詳細
| 読み方:たけおのおおくす |
| 文化財文化財指定:武雄市指定天然記念物 |
| 選定歴:日本巨木ランキング第6位 |
| 学名:Cinnamomum camphora |
| 樹齢:3000年以上 |
| 樹高:30m |
| 幹回り:14m |
| 枝張り:33m |
| 施設:駐車場・トイレ |
| 住所:佐賀県武雄市武雄町5337 武雄神社 |
| 難易度:★☆☆☆☆ |
| 樹勢 :★★★☆☆ |
| 撮影日:2020年2月23日 |






竹林の奥に鎮座する、樹齢3000年の大楠
佐賀県武雄市、武雄神社の奥。
本殿で参拝を済ませ、竹林の道を200mほど進むと、視界がふっと開ける。
その先に鎮座しているのが「武雄の大楠」です。
樹齢は3000年以上とも伝えられ、樹高30m、幹回り14m、枝張り33m。
武雄市指定天然記念物に指定され、環境庁巨樹ランキングでは第7位に入る、佐賀県を代表するクスノキの巨木です。
武雄神社はパワースポットとしても知られる場所ですが、この大楠は社殿のすぐ横にあるわけではありません。
本殿の奥へ進み、少し歩いた先に、まるで隠されていたかのように現れます。
この「奥へ向かう時間」がとても良く気に入っています。
神社の明るい境内から、竹林に囲まれた静かな道へ。
足を進めるにつれて空気が少しずつ変わり、最後に大楠の前へ出る。
巨木そのものの迫力だけでなく、出会うまでの流れも含めて印象に残る一本です。
近くで見る武雄の大楠は、まさに圧倒的な貫禄。
幹は大きく空洞化していますが、弱々しさよりも、長い時間を生き抜いてきた威厳や貫禄の方が強く伝わってきます。
空洞のある巨木は、どうしても樹勢が心配になることがあります。
実際、武雄の大楠も内部の空洞は大きく、傷みを抱えた古木であることは間違いありません。
それでも、目の前に立つと「生きている」と感じる力があります。
太い幹、上へ伸びる枝、周囲を包むような存在感。
数字としての幹回り14m以上に、神域に座す御神木としての迫力がありました。
特に印象的なのは、木の前に立った時の静けさです。
観光地として人が訪れる場所でありながら、大楠の周囲にはどこか張りつめた空気があります。
ただ大きな木を見ているというより、賢者・長老の前に立たせてもらっているような感覚になる。
武雄の大楠は、派手に枝を広げるタイプの巨木ではありません。
けれど、根元に抱えた大きな空洞、長い年月を感じさせる幹、そして神社の奥に鎮座する立地が重なり、非常に神聖な雰囲気を持っています。
アクセス面では、武雄神社に駐車場とトイレがあり、難易度はかなり低め。
本殿から少し歩くだけで会えるため、巨木巡り初心者にもおすすめしやすい一本です。
佐賀県には川古の大楠や塚崎の大楠など、全国的にも見応えのあるクスノキが多く残っています。
その中でも武雄の大楠は、神社の奥に静かに鎮座する雰囲気が特別です。
竹林を抜けた先に現れる、樹齢3000年の御神木。
武雄の大楠は、巨木を見るというより、神域に足を踏み入れるような体験ができる一本でした。
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