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巨木の世界

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志々島の大楠

yoji koyama · 2023年4月17日 · コメントを書く

志々島の大楠

志々島の大楠 詳細

読み方:ししじまのおおくす
指定区分:香川県指定天然記念物
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:1,200年
樹高:40m
幹周:12m
施設:なし
住所:香川県三豊市詫間町志々島172
難易度:★★★★☆
樹勢 :★★★★★
撮影日:2023年3月20日

志々島の大楠
憧れていた志々島の大楠の前に立った。
志々島の大楠
地表スレスレから両手を広げたように伸びる大枝
志々島の大楠
なんという樹形だろうか。樹冠もすばらしい!
志々島の大楠
どれほど大きいか伝わるだろうか?
志々島の大楠
背後から見た大楠
志々島の大楠
記念撮影
志々島の大楠
テンション爆上がりです!
志々島の大楠
複数が合体したようにも見えるが一本の木
志々島の大楠
どこから見ても素晴らしい
志々島の大楠
超広角レンズでも収めきれない壮大さ
志々島の大楠
その横幅45m これは世界でも通用するレベル
志々島の大楠
神々しい姿は時間の経過とともに変化していく
志々島の大楠
近年、猪が悪さをしているので柵を立てたようです
志々島の大楠
志々島の大楠と自分 この樹形が特に好き
志々島の大楠 看板
志々島の大楠 看板

伝承が解き明かす、不思議な樹形の謎

香川県にある人口17人の小さな島、志々島。
フェリーで渡るその島には、車も飲食店もありません。
あるのは、瀬戸内海の穏やかで雄大な自然、そして島ならではの静かな時間です。

その志々島の山奥に、両手を大きく広げたような大楠が堂々とたたずんでいます。
初めて目にした瞬間、思わず息をのみました。

なんという樹形だろう。

これまで何百本と巨木を見てきましたが、このような姿のクスノキはかつて見たことがありません。
地表からすぐの位置で、太い大枝が左右真横へと大きく伸びているのです。
まるで大楠そのものが、大地に向かって両腕をいっぱいに広げているようにも見えました。

近くで観察し、さまざまな角度から眺めながら考えてみても、なぜこのような樹形になったのか、その答えは簡単には見つかりませんでした。
ただただ不思議で、ただただ圧倒されるばかりです。

そんな中、天空の花畑で、生まれ育ちも志々島という孝子さん(89歳)と話す機会がありました。

「素晴らしいクスノキですね。すごい形のクスノキで驚きました。」と伝えると、

孝子さんはこの大楠にまつわる伝承を語ってくれたのです。

その昔、大楠の下には数件の小さな集落があり
土砂崩れで何件か埋まってしまった。そして生き延びた島民は別の集落に移動したという。その際、土砂で大楠も10m近く埋まったと言うのです。
孝子さんが生まれる前から語り継がれてきた話だそうです。

この話を聞いたとき、目の前の不思議な樹形が、私の中ですっと腑に落ちました。大楠の真横に広がる不思議な樹形は、実は大楠の上部であり、本来の幹の大部分は地中に埋もれている。そう考えると、この特異な姿にも納得がいきます。

しかも、地上に見えている部分だけでも幹周は12m。
もし10m近くが土の中に埋まっているのだとしたら、本来の姿はいったいどれほど巨大だったのでしょうか。

もちろん、当時の写真や記録が残っているわけではありません。
それでも、この島で生まれ育ち、代々語り継がれてきた話を知る孝子さんの言葉には、書物にはない重みがありました。
島の記憶として受け継がれてきた、歴史的にも貴重な話だと思います。

そして大楠の不思議な樹形とお話が私には答えのようで腑に落ちました。

ロマン溢れる話を思い描きながら、志々島の大楠を眺めるのは格別。

この巨木を見て感じたことは、樹形日本一ということでした。

力強く左右真横に伸びたこの姿は、全国を見渡しても他にないのではないでしょうか。
少なくとも、私がこれまで見てきた巨木の中では、間違いなく唯一無二の存在です。

天空の花畑のベンチに腰掛け、美しい瀬戸内海を眺めながら、この島まで来て本当に良かったと心から思いました。
志々島の大楠は、景色、伝承、そして木そのものの迫力、そのすべてが深く心に残る巨木でした。

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杉王神社の杉

yoji koyama · 2023年4月15日 · コメントを書く

杉王神社の大杉

杉王神社の杉 詳細

読み方:すぎおうじんじゃのすぎ
指定区分:県指定天然記念物
学名:Cryptomeria japonica
樹齢:800年以上
樹高:50m
幹周:9.28m
施設:駐車場・トイレ
住所:香川県仲多度郡まんのう町川東2747−2
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2023年3月19日
杉王神社の大杉
鳥居前にはカゴノキ
杉王神社の大杉
鳥居をくぐるとすぐに杉王神社の本殿
杉王神社の大杉
この手の一本杉を撮影すると、どうしても圧縮され細く見える。
杉王神社の大杉
凛と真っすぐに立ち上がる大杉
杉王神社の大杉
幹周9.3mの太さにしばし見惚れる
杉王神社の大杉
神社の外から引いて見てみると樹高50mの高さがよくわかる
杉王神社の大杉
大杉と自分との比較
杉王神社の大杉
樹皮は荒々しく剥がれているが、樹勢は非常に良く見える。
杉王神社の大杉 案内板
杉王神社の大杉 案内板 空洞があると記載されているが微塵も感じさせない。

香川県の杉として一番の太さを誇る杉王神社の大杉

志々島へのフェリーへお昼に乗るつもりが、うどんをすすっていたら乗り過ごしてしまった。夕方までフェリーがないので、小一時間車を走らせた。

到着した場所に何故か樹高が高い巨木が見当たらない。嫌な予感。

近所の人に尋ねてみると「杉王神社?この辺でか?う~ん確かこの先の道をずーと行くとあったような」

調べなおすと、20kmも離れた山奥に発見!誰かがGooglemapに間違えた場所として登録していたのだ。早速Googleに削除依頼を出して抹消しておいた。

更に走ること40分ほど、アクセスは神社までよくあっさり到着できた。

まず神社の外から見える大杉の樹高の高さに驚く。期待が高まる!

誰もいない静かな神社で挨拶を済ませ、太さ9.3mの巨木に近づく。

荒々しい樹皮、円柱形の末広がりの根回り、流石の存在感!

ゆっくりしたいところだが、滞在時間30分以内に出ないとフェリーに乗り遅れる。駆け足で撮影するも中々こういった一本杉は撮影しづらい。写真が圧縮され迫力が伝えにくいのだ。

納得がいく絵が撮れたかと言えば撮れていないが、レンズを変えて一通り様々な角度を撮る。カメラに収まりきれない巨木はもどかしさはあるもののそういった巨木に出逢うと嬉しくなる。

実際に大杉を見ていただければ写真以上の迫力は間違いないので良しとしよう。

そう言い聞かせ足早に神社を出た。

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下柏の大柏

yoji koyama · 2023年3月31日 · コメントを書く

下柏の大柏

下柏の大柏 詳細

読み方:しもかしわのたいはく
指定区分:国指定天然記念物
選定歴:新日本名木100選
学名:Juniperus
樹齢:1200年
樹高:15m
幹周:8.3m
施設:駐車場・トイレ(ファミリーマート)
住所:愛媛県四国中央市下柏町85
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2023年3月19日
下柏の大柏
下柏の大柏
下柏の大柏
下柏の大柏看板

愛媛最東部の巨木 国指定天然記念物のイブキ

イブキ(伊吹)という品種は、別名ビャクシン(柏槇)、イブキビャクシン(伊吹柏槇)、シンパク(真柏)と様々な呼び名がある。

下柏の大柏という名前の中にも「柏」という漢字が入っているがそういったことからであることがわかる。

川之江三島バイパス11号線沿いにありアクセスは非常に良い

駐車場はないため、隣接するファミリーマートでコーヒーを購入し一時的に停めさせていただいた。

うねりながら両手を大きく広げたような樹形は、流石ビャクシンという感じはあるものの必要以上に感じるほどに支柱があり、何とも撮影がしづらい。

腐食や空洞を埋めてあり、ビャクシン特有の肌は塗り固められていてこれもまた何とも言えない感じではある。

ただ私は樹医でも何でもない木が好きな一般人なので、ああだこうだ言っても始まらない。地域の人々が様々な手を施してでも守っていきたいということは間違いないのだから。

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神峯神社の大樟

yoji koyama · 2022年9月8日 · コメントを書く

神峯神社の大樟

神峯神社の大樟 詳細

読み方:こうのみねじんじゃのおおくす
指定区分:高知県指定天然記念物
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:900年
樹高:32m
幹周:11.4m
施設:駐車場・トイレ(駐車場にあり)
住所:高知県安芸郡安田町唐浜
難易度:★★★☆☆
樹勢 :★★★★☆(2022年7月下旬倒木)
撮影日:2021年5月5日
神峯神社の大樟
急斜面から垂直に伸びるクスノキ
昔、土砂崩れがあり3m程埋まってしまったという。
神峯神社の大樟
クスノキから頭上を見あがる
神峯神社の大樟
山林に伸びる大楠の枝
神峯神社の大樟
根元から大きく分かれる幹。
切られた大枝は重さに耐えきれず折れたのだろうか?
樹勢はまだまだ元気に見えた
神峯神社の大樟
斜面に対して真横に伸びていることがよくわかる。
神峯神社の大樟
遠目に見たクスノキ。着生植物が光にあたり美しい。
神峯神社拝殿
神峯神社の本殿

閑散とする神社に立つ野性感溢れるクスノキ

神峯神社は、神峯山(569.9m)の山頂付近にあり、

駐車場に車を停め、そこから急な坂を登り始めると左手に神峯寺大師堂へのコンクリートの綺麗な道、右手に神峯神社へのボコボコに盛り上がった石段道

中々体力が要りそうな登り階段を汗を流しながら登る。

参道は蜘蛛の巣がはり、参拝者の気配がない。

この急な階段が参拝者を減らしたに違いないと思える程、急こう配。

立派な本殿の手前の急な斜面にクスノキの巨木は聳えている。

神社の御神木というよりは、木々に囲まれ野性感があり、少しの疲労感と達成感がより素晴らしいものに見せてくれる。

そこまで人の手は入っていないが、逆に様々な植物に囲まれる本来の姿に思え居心地が良かった。

追記:2022年7月下旬倒木 大雨により地盤が緩み重さに耐えきれなかった。

900年という途方もない歳月をこの場所で見守り続けた神峯神社の大樟

残念でなりませんが、倒木前に出逢え最後の元気な姿をカメラに収め記録として残せたことはとても大きいことだと思いたい。

こうして倒木直前に遭遇することが多い。

もしかすると最後に私を呼んでくれたのかもしれない。

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轟神社のクスノキ

yoji koyama · 2022年9月8日 · コメントを書く

轟神社のクスノキ

轟神社のクスノキ 詳細

読み方:とどろきじんじゃ
指定区分:徳島県指定天然記念物
学名:Cinnamomum camphora
樹齢:750年以上
樹高:19m
幹周:10.4m(二本合計)
施設:なし
住所:徳島県阿南市新野町北宮ノ久保4
難易度:★★☆☆☆
樹勢 :★★★★☆
撮影日:2021年5月5日
轟神社のクスノキ
苔がびっしりはりついたクスノキが立ち並ぶ轟神社
轟神社のクスノキ
右手のクスノキは夫婦楠と呼ばれている。こちらが幹周10.4mと言われている。
轟神社のクスノキ
本殿裏のクスノキ
轟神社のクスノキ
結構な迫力のクスノキがたくさん立ちテンションが上がる。
轟神社のクスノキ
樹齢700年程のクスノキが10本も生えている。

幹周10.4mの巨木はどんなクスノキか

そう思い訪れた徳島県阿南市にある轟神社のクスノキ

二本合体のクスノキで少々拍子抜けした感はあるものの、

大好きなクスノキが神社を囲むように10本も生えていて見ごたえがある。

この日、たまたまかもしれないが、風が強くクスノキが揺れ葉と葉が重なり合う音を聴いた。これが轟の由来なのかもと想像しながら静かな神社をぐるぐると回った。

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